ホテルの「部屋ガチャ」でハズレを引かない いい部屋にアサインされるための「一言」とは?

こんにちは。沖縄に本社を置き、企業の海外展開を支援している経営コンサルティング会社合同会社サウスポイントの代表、山本です。

38カ国への渡航歴があり、通訳案内士で総合旅行業務取扱管理者の資格も持ち、旅行業も経営している「ガチの旅行オタク」の私が、海外出張を快適にするライフハックをお届けする本連載。

今回は、チェックイン時の「ホテルの部屋ガチャ」でハズレを引かないためのライフハックです。

長時間のフライトを経て到着したホテル。案内されたのが「エレベーターの真横」や「製氷機や自販機の隣」、「団体ツアー客と同じフロア」などなど、騒々しい部屋だったときの絶望感…orz 私も何度も経験しています。 

予約時とフロントでの「さりげない一言」が良質な睡眠環境を確保する

翌日の商談のパフォーマンスを落とさないためにも、良質な睡眠環境の確保はビジネスマンの絶対条件です。そこで私が必ず実践しているのが、予約時とチェックイン時の「さりげない一言」です。

海外出張の質を変える「予約時」と「チェックイン時」のさりげない一言

具体的には、予約時の備考欄に英語でリクエストを記載した上で、当日のフロントで笑顔とともにこう伝えます。

「できれば、高層階の部屋をお願いできますか?」(Higher floor, if possible)
「もしあれば、静かな部屋だと嬉しいです」(Quiet room, if available)

ポイントは「いい部屋にしろ!」と一方的に要求するのではなく、「できれば(If possible)」「もしあれば(If available)」というクッション言葉を添えることです。

実はこれ、コンサルタントとして海外企業とタフな交渉を行う際にも使っているテクニックです。

心理学的アプローチ:なぜ「クッション言葉」でいい部屋にアサインされるのか?

人間は、一方的に要求を突きつけられると無意識に防御線を張ります。

しかし、これを理解し、相手に逃げ道(選択権)を用意してあげると、心理的な安全性が担保され、相手の自発的な好意を引き出せるのです。

つまり、さりげない一言で「あなたの状況は理解しているし、無理なら全然構わないよ」というスタンスを見せることで「この礼儀正しくスマートなゲストのために、なんとかできることを探してあげよう」とします。

すると不思議なことに、スタッフはPCのキーボードをカタカタ叩き、「内緒だけど、最上階の角部屋のいい部屋に変えておいたわよ」とウインクしてくれたりするんです。

海外ホテルでのチェックイン交渉で「絶対にやってはいけないこと」

横柄な態度や強気の要求が招くスタッフの「塩対応」

ここで絶対にやってはいけないのが、「いい部屋にしてよ!」と強気に出ることです。

【NG行為】海外のホテルスタッフに「強気な態度」が通用しない理由

海外のホテルスタッフは、横柄な態度をとる客には容赦なく「満室です」と(本当は空いていても)塩対応をしてきます、下手に気遣って、「静かな部屋をお願いしたのに、うるさいぞ!」、「次もアップグレードしてくれ!」とトラブルを起こされてはたまったものではありませんから、ホテルスタッフたちは徹底的に防御体制に入るのです。

また、もし希望通りにならなくても、それに文句をいうのはやめましょう。

あくまで相手の好意に甘えるのですから、ホテルのスタッフは、予算内でベストを尽くしてくれたのだと思うべきですし、本当にいい部屋に泊まりたかったら、お金を払っていい部屋を予約するべきです。

相手を気遣いながら、自分の要望はきっちり通す。

ビジネスにも通じる、国境を越えて人を動かす「北風と太陽」の交渉術

フロントでの1分間のやり取りは、文化や言語の壁を越えて「Win-Winの関係」を築くための、立派なビジネス交渉の場でもあります。

自分の要求だけを押し通そうとする「北風」ではなく、相手の立場を気遣い譲歩を引き出す「太陽」のアプローチ。

これこそが、国境を越えて人を動かす最強の交渉術なんです。

次の海外出張では、ぜひフロントで「もしあれば……」と微笑みかけてみてください。

きっと、思いがけない良い部屋の鍵が渡されるはずです。

次回のチェックインで、このライフハックぜひ試してみてくださいね!

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